CZUR ET24 Proをレビュー|本や書類を瞬時にスキャンできるオーバヘッドスキャナー

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大事な書類や領収書をデジタル化すれば、収納場所に困らず管理がしやすくなります。

ただそのためには山ほどある領収書などを丁寧に並べてスキャンする必要があるのが悩み。

ペーパーレス化するために素早くスキャンしたい人に、わずか1秒でスキャンできるオーバーヘッドスキャナー「CZURシーザー ET24 Pro」を紹介

CZUR ET24 Pro
  • 本を裁断しなくてもデジタル化
  • 本の歪みをAIが自動で補正してくれる
  • 光沢のある雑誌でも光の映り込みなし
  • 複数枚のスキャンも同時にできる
  • わずか1秒でスキャン可能
  • 2400万画素で綺麗にデジタル化できる
  • ページをめくるだけで自動スキャン
  • 結合スキャンでA2サイズもスキャンできる
  • 2.4インチのプレビューモニター搭載

CZUR ET24 Proは、書類や領収書などを素早くデジタル化するための機能を備えたオーバーヘッドスキャナー。

ページをめくったら自動でスキャンしてくれたり、名刺や領収書など複数枚同時にスキャンできたりと、本や書類を瞬間的にデジタル化できちゃう優れた一台。

今回は、ペーパーレス化を加速してくれるオーバーヘッドスキャナー「CZUR ET24 Pro」をレビューしていきます。

この記事はメーカー様よりご提供いただき、率直なレビューを元に作成しています。

Contents

CZUR ET24 Pro|スペック

CZUR ET24 Proの詳細を紹介していきます。

価格一般販売価格:94,500円
重量約1.5kg
寸法375mm(長さ)×220mm(幅)×390mm(高さ)
搭載LCDディスプレイサイズ2.4インチ(320×240)
画素数2,400万画素
解像度5,696×4,272(pixel)
カラー24bit
DPI320dpi
スキャン速度1秒/枚または見開き2ページ
最大限高サイズA3
※両面結合機能で最大A2
本の厚みA3:35mm
A4:50mm
対応フォーマット.docx/.xlsx/.pdf/.txt/.tiff/.jpeg
ORC対応言語数187言語
対応OSWindows 10/11
macOS 10.13以降
Linux
CZUR ET24 Pro|詳細

ET24 ProはCZURが手がけるオーバーヘットスキャナーの中でも、機能や性能面など最上位のフラッグシップモデル

以前、スリムなオーバーヘッドスキャナー「CZUR Shine」と比べても、光の映り込みの軽減やデジタル化した時の綺麗さなど、さすがフラッグシップモデルといった優れた性能を備えています。

CZUR Shineの後継機「CZUR Shine Ultra」が現在販売されています。

他にもプレビューディスプレイが搭載されていたり、湾曲を補正してくれる機能や複数枚同時にスキャンできるなど、山積みの書類や領収書を素早くスキャンしたい人に最適な一台です。

CZUR ET24 Pro|レビュー

CZUR ET24 Proをレビューしていきます。

外箱の大きさに驚きましたが、フラッグシップモデルということもありしっかり梱包されていて安心感があります。

本体
付属品
同梱物
  • CZUR ET24 Pro本体
  • 作業マット
  • 電源アダプター
  • 変換プラグ
  • USB Type-B to USB Type-A
  • サイドライト
  • 指サック
  • フットペダル
  • ハンドボタン
  • インストールCD
  • スタートガイド

とにかく付属品が多く使わない時の管理が不安でしたが、わかりやすく個別に梱包されて使いたい時に迷わず取り出せます

ET24 Pro|本体ボタン
  • 照明ボタン
  • ズームイン(HDMIモード時のみ)
  • ズームアウト(HDMIモード時のみ)
  • スキャンボタン

ET24 Proの台座部分には、照明の電源などを操作するためのボタンが搭載しています。

ズームイン/アウトボタンは、外部モニターやプロジェクターにHDMIケーブルで接続時のみ使用可能です。

ET24 Pro|搭載ポートなど
  • HDMI
  • RESETボタン
  • USB-Aポート-フットペダル/ハンドスイッチ
  • USB-Bポート-PC接続
  • DCポート
  • 電源スイッチ

ET24 Proに接続する電源ケーブルなどは全て背面にまとめられているので、ケーブルの取り回しがしやすい設計。

位置調整が不要でプレビューモニターを搭載しているから確認しやすい

ET24 Proには専用の作業マットを使用してスキャンをするのですが、マットの形状に合わせて本体を置くだけでわざわざ位置調整なんかする必要はありません。

ET24 Proをデスクに設置してみましたが、どうしてもスペースを取ってしまうので使用する場所を選ばないといけないのがネック

A3サイズまでの原稿サイズに対応。A4サイズの本を見開きでスキャンできたり大は小を兼ねる設計。

PCのスキャン画面が見づらい場合でも、ET24 Proには2.4インチのプレビューモニターを搭載しています。

真上からスキャンしたい書類の確認ができるので、PCを見ずにプレビューを確認ができて便利。

スキャンする素材に応じて切り替えできるLEDライトが便利

ET24 Proには上から照らす明るいLEDライトの他にも、着脱可能なサイドライトを使えば光の反射を軽減して綺麗にスキャン可能

上から照らすLEDは10基搭載しており、被写体を十分な光量で照らしてくれます。

1段階
2段階

LEDライトは2段階の調光機能を搭載。部屋の環境に合わせて明るい環境でスキャンが可能です。

上から照らすライトだけでは物足りない人、光が反射しやすい雑誌などの光沢紙をスキャンしたい人のために、LEDを4基備えたサイドライトも備えています。

ET24 Proの支柱に装着できる

このサイドライトはマグネットで着脱できる設計をしているので、スキャンスペースなどの環境に合わせて使用可能。

ET24 Proと接続するとタッチで電源のオン/オフができるようになります。

スイッチではなくタッチで操作ができるので、電源を切り替えする時に落ちてしまうことはありませんでした。

実際にサイドライトを装着してスキャンしてみましたが、暗い環境に左右されることなく被写体を明るく綺麗にスキャンできました。

上から照らすと白くぼやける

例えば雑誌やカタログなどの光沢紙をスキャンする場合、どうしても光が反射して白くぼやけてしまうのが悩みなんですよね。

上部のライトのみ
サイドライトのみ

実際に光沢紙を使用しているFUJIFILMのカタログをスキャンしてみましたが、比べてみると光の反射などせずスキャンができました。

オーバーヘッドスキャナーの弱点でもある光沢紙のスキャンを難なくこなせるので、わざわざプリンターのスキャナーを使う必要もなくなって嬉しい限りです。

2種類の外部ボタンと指サックで素早くスキャン可能

ET24 Proには台座部分のスキャンボタンとスキャンソフトからスキャンができますが、わざわざ手を伸ばさなくても付属の2種類のボタンで簡単にスキャンができます。

左:ペダルボタン/右:ハンドボタン

足で操作するフットペダル手元に置いて使用するハンドボタンが同梱されています。

専用の指サックで抑える

すぐに捲れてしまうような冊子をスキャンする場合は指サックを使用するのですが、両手が塞がってしまい自力でスキャンボタンを押すのは不可能なんですよね。

指サックはスキャン時に自動で削除してくれます。

そういう時はフットペダルを置いて踏み込むだけでスキャンができるので、両手が塞がっている状態でもサクサクスキャンができます。

ハンドボタンを使用すれば台座のスイッチやPCで操作をする必要もなくなりますし、環境に合わせて最高のスキャン環境が作れるのは魅力的です。

オプション品を使えば環境に左右されず綺麗にスキャンできる

オプションのスタジオボックスやアシストカバーを使えば、最高の環境で本や書類をデジタル化できるようになります。

専用スタジオボックス
価格一般販売価格:13,000円
Makuake価格:8,450円
重量2.5kg
サイズ収納時
36cm×35cm×9.5cm
展開時
60cm×60cm×60cm
対応機種全てのCZURスキャナーに対応

スタジオボックス

どんな場所でも最高のスキャン空間を作ってくれるスタジオボックスは、収納場所に困らないバックに収納されている嬉しいオプション。

スタジオボックス|同梱物
  • スタジオボックスカバー
  • ジョイントパーツ×8個
  • ジョイントポール×各12本

とにかくパーツが多くて組み立て完了まで少なくとも5分ほどかかってしまいました。

コンパクトに収納できるのは嬉しいのですが、組み立てが少し手間でした。

スタジオボックス|組み立て方法

STEP
ジョイントポールを組み合わせる

2種類のジョイントポールが付属しており、全部で12組をカチッとジョイント

STEP
ジョイントパーツで骨組みを作る

12組のジョイントポールを組み合わせたら、ジョイントパーツを使って繋ぎ合わせます

全て組み立てると正方形の骨組みが完成。

STEP
カバーを被せて組み立て完了!

あとはスタジオボックスのカバーを被せてバンドを貼り付けてあげれば組み立て完了です。

ただこのカバーがタイトな設計をしているので、1人で組み立てるのはかなり大変でした。

スタジオボックス内には、ET24 Proに接続されたケーブル類を外に出せる設計になっています。

60cm×60cmとかなり大きいスタジオボックス。ET24 Proと作業マットを入れてみるとスッポリと設置ができちゃいます。

ただ大きすぎてオーバーヘッドスキャナーのメリットを減らしてしまいますが、ホコリなどの侵入を防げるので利用頻度が多い人には最適です。

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とにかく綺麗にスキャンしたい人に最適

アシストカバー

アシストカバーは、スキャン時に映り込んでしまう表紙部分の写り込みをカットしてくれる便利なカバー。

例えば絵本などの厚めな表紙の場合、ページの端に表紙が映り込んでしまうんですよね。

表紙の最初と最後にアシストカバーを被せて、マジックテープでくっつけるだけ。

A4サイズまでの本に対応しています。

アシストカバーなし
アシストカバーあり

アシストカバーを使わないと表紙部分が写り込んでしまいますが、アシストカバーを使えばページ部分だけを綺麗にスキャンできました。

様々な雑誌や冊子をスキャンすると思うので、迷っているのであればアシストカバーも一緒に購入した方が効率よくデジタル化できて便利です。

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いろんな本をスキャンしたい人に最適!

CZUR ET24 Pro|使用感

ET24 Proで実際にスキャンしてみたのですが、スキャン効率を上げてくれる豊富な機能に加え、2,400万画素のカメラを搭載しているおかげで綺麗にデジタル化ができて重宝しました。

専用ソフトをインストールしてスキャン

ET24 Proを使用するために、CZUR公式サイトから無料で使えるスキャンソフトをインストールします。

インストール方法は、CZUR公式サイトにあるET24 Proサポートページから専用ソフトをインストールできるので、使用しているOSに合わせてダウンロードして手順に沿ってインストールしましょう。

\ET24 Pro専用ソフトをダウンロード/

ET24 Pro記載のシリアルナンバーが必要です。

一点だけ注意しておきたいのが、インストール時にシリアルナンバーを入力する必要があります

シリアルナンバーは台座の裏に記載されているので、ケーブルを接続する前にスキャンソフトをサクッとインストールしてしまいましょう。

無料で使えるスキャンソフトが多機能すぎる

CZURが提供するスキャンソフトがとにかく多機能でありながら、シンプルなUIでわかりやすく操作しやすいです。

CZURのスキャンソフトを開くとスキャンデータの編集やトリミングはもちろん、用途に応じた形式での書き出しができます。

フォントをくっきり読みやすくするみたいに、スキャン後のデータを見やすく編集が可能です。

カラーモードでは自動で補正したり、選択範囲の内容を削除できる機能もあるので、プライバシーな内容だけ消しておくってこともできちゃいます。

PDFで書き出してテキスト選択できる

ET24 ProはOCR機能を搭載

スキャンしたデータの文字を自動で認識して、Word/Excel/PDFにエクスポートした際に文字起こしをしてデジタル化してくれます。

日本語のカバー率90%以上に加え、180言語を超える言語に対応しています。

スキャンしたデータを一括でサイズ変更などができる「標準化」機能が何気に便利でした。

サイズが違うデータを同じサイズに合わせると余白が生まれるのですが、その余白部分を好きな色に変更して統一感のあるデータとして保存もできます。

選択したデータを一括でリネームしてエクスポートすることも可能なので、ファイルごとに分けてわかりやすく管理したいって人にも嬉しい機能です。

傾き自動補正や手めくり自動スキャンで素早くデジタル化できる

とにかく気が遠くなるような山積みの書類や本を素早くスキャンできる機能が満載。

妻が描いたイラストスキャンしてみました

プリンターのようにガイドに沿って丁寧に書類を並べる必要はなく、雑に置くだけで自動補正してくれてスピーディーに正確なスキャンができます

冊子でのスキャン

他にも冊子などページをめくるだけでスキャンができるので、本や冊子をデジタル化するのにも最適です。

手が映り込んで失敗…

ただ感知してからスキャンまでの間隔が早すぎるのがネック。

スキャンの間隔が変更できないので、手めくり自動スキャンのタイミングを設定できるようにして欲しいです。

領収書や名刺を複数同時にスキャンできる

領収書などをデジタル化して管理している人にとって、1枚1枚スキャンしている時間がもったいないのですが、ET24 Proを使用すれば複数枚同時にスキャンができる優れもの。

このマルチターゲットページング機能は、適当に並べるだけで同時にスキャンができる便利な機能

もちろん大きさがバラバラであっても、それぞれのサイズに切り取ってスキャンしてくれます。

とにかく大量の領収書をデジタル化して管理したいって人は、喉から手が出るほど便利な機能ですよね。

今まで費やしてきた時間が無駄に感じるほど、効率よくスキャンができてしまいます。

欠けてしまった紙も自動で修復してくれる

折れ曲がってしまった紙をスキャンすると見た目が悪くなってしまいますが、ET24 Proなら自動で補修してくれる機能が搭載しています。

例えばホチキスで角を止めてしまった書類などをスキャンするときに役立つ機能です。

この自動ページ補修機能の欠点が一つあって、カラーページだったり黒い紙の修復が苦手なこと。

カラーページだとうまく修復されず、黒い部分なんかは修復すらできませんでした。

あくまで白い余白か単一のカラーのみが使われている部分を修復したいときに役立つ機能です。

両面印刷にも対応して最大A2サイズまでスキャンできる

両面印刷された名刺や免許証などを1枚に統合してスキャンすることもできますし、結合スキャンを使えばA2サイズの大判資料もスキャンができます

結合スキャンも位置を合わせる必要がなく、作業マットに置くだけで被写体を自動で切り取ってスキャンしてくれます。

両面スキャン
折った紙を両面スキャン

表裏のスキャン以外にも冊子のデータを上下や左右に詰め込んで結合できるので、印刷時に紙の節約にも繋がるので何気に重宝する機能

A2サイズの大判資料が手元になかったので、A4サイズに日本地図を印刷したものを折ってスキャンしてみましたが、若干のズレががあるものの問題なくスキャンができました。

スキャンの他にも手元を録画することもできる

ET24 Proには2,400万画素 320dpiのカメラとマイクまで搭載しているので、Web会議の資料作成や講義などでも活躍してくれます。

実際にET24 Proを使用して手元の録画と録音をしてみましたが、カクつくことのない画質で録画できました。

音声の録音もそこまで酷くないので、手元を写した資料作成を十分にこなしてくれます。

実際の映像と音声はもう少し綺麗です。

撮影中の画面を一時停止して強調したい箇所をボックスで囲ったりなど、直感的に操作ができるので講義のサブカメラとしても最適な1台です。

一時停止機能は録画中には使用できません。

黒い資料や冊子には弱い

自動ページ補修機能でも触れましたが、黒い冊子のスキャンはかなり弱い印象をうけました。

原本
スキャンデータ

実際のカタログでは全体がしっかり検知していますが、スキャンデータを見ると見切れています。

作業マットの色と類似している部分が誤認識していると思うので、この辺は作業マットの色を追加して改善できないものかと感じました。

CZUR ET24 Pro レビュー|まとめ

私自身、確定申告を毎年しているのですが、電子帳簿保存法基準を満たす解像度を搭載していますし、大量の領収書や書類を素早く一気にスキャンできてペーパーレス化を加速してくれる1台でした。

CZUR ET24 Pro
総合評価
( 4 )
メリット
  • わずか1秒でスキャン完了
  • 領収書を複数枚同時にスキャンできる
  • 本を裁断しなくても歪みを自動補正
  • 自動で傾きを補正してくれる
  • 光沢紙でも光の反射なしでスキャン
  • プレビューモニター搭載で作業効率アップ
デメリット
  • とにかく価格が高い
  • 設置スペースを確保する必要がある

正直、一般販売価格が94,500円とめちゃくちゃ高いのがネック。

とはいえ、オーバーヘッドスキャナーの弱点でもある光沢紙を光の反射なしでスキャンできますし、高画質・高解像度でスキャンできるのはフラッグシップモデルだけありました。

ゆう

とにかく素早く効率よくスキャンできる機能が満載です!

今回は、大量の書類や本をわずか1秒で綺麗にスキャンできるオーバーヘッドスキャナー「CZUR ET24 Pro」をレビューしました。

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