高出力な充電を可能にしている次世代半導体GaN(窒素ガリウム)を搭載した急速充電器が増えてきました。
その中でも「CIO-G100W2C」は単ポートで最大100W充電に対応しており、USB PDを2ポート搭載の各ポート最大45Wまでの充電が可能な急速充電器。
- 最大100W充電に対応
- USB-Cポートが2ポート搭載
- MacBookを2台同時に充電が可能
- Apple純正充電アダプターと比べてもコンパクト
MacBook Pro13インチを使用していますが、Apple純正61W USB-C電源アダプタと比較してもコンパクト。
USB-Cドックを使用しての電力不足に悩まされていたこともあり、最大100Wでの給電ができるCIOの充電器は理想的でした。
今回は最大100Wの高出力なUSB-C充電器「CIO-G100W2C」をレビューしていきます。
CIO-G100W2C
CIO-G100W2Cのスペックについて書いていきます。
価格 | 6,578円 |
サイズ | 66mm×68mm×32mm |
重量 | 約195g |
ポート数 | USB-Cポート×2 |
USB PD | USB PD3.0 |
充電入力 | 100~240V 50-60Hz |
充電出力(1ポート使用時) | 最大100W 5V~15V=3A/20V=5A |
充電出力(2ポート使用時) | 各ポート45W:最大90W 5V~15V=3A/20V=2.25A |
保護性能 | ・過電流保護 ・過電圧保護 ・過熱保護 ・短絡保護 |
PSEマーク | 認証済み |
保証期間 | 6ヶ月 |
次世代半導体GaNを搭載した、USB PD規格の最大100Wまでの充電が可能な急速充電器。
シリコンに変わる新しい半導体素材で、エネルギー効率が高く発熱を抑えるとともに周辺機器の小型化を可能にするテクノロジー。
CIO-G100W2Cの特徴はコンパクトなサイズながらMacBookを2台同時に急速充電が可能なことです。
MacBookPro 16インチモデルであれば、2時間も満たないうちにフル充電が可能なほど高出力。
Apple純正96W USB-C電源アダプタと比較すると約20%もコンパクトな設計になっているので、外出先での使用でもおすすめしたいUSB-C急速充電器です。
手持ちのデバイス全てを充電器1台で済ませたい人は、CIO-G100W3C1Aもおすすめです!
CIO-G100W2Cをレビュー!
CIO-G100W2Cをレビューしていきましょう!
- CIO-G100W2C本体
- ユーザーマニュアル
USB PD3.0を2ポート搭載した急速充電器。
単ポート|最大100W
マルチポート|各45W(最大90W)
コンセントに差し込むとUSB-Cコネクタ下のLEDインジケーターが青く光ります。
高出力の急速充電器なので安全面が気になる人もいるかと思います。
CIO-G100W2Cは安全に使用できるように、基準をクリアした電化製品に付けられるPSEマークが印字されています。
CIO-G100W2C本体は光沢がなくマットな仕上がりで傷が目立ちにくく、カバンの中に入れて持ち運び用の急速充電器として最適なデザインです。
折り畳み式のプラグを搭載
急速充電器の中にはプラグを収納できずに、カバンの中に入れていたものに傷を付けてしまう恐れがあるものもあります。
CIO-G100W2Cは折り畳み式のプラグを採用。
一緒に持ち歩いているものに傷がつきにくいですし、なによりもコンパクトに持ち運びができて嬉しい設計です。
プラグの出し入れがやりにくいこともなく、充電器を使用したい時にスムーズに使い始められます。
コンセントの位置によっては干渉してしまう
折り畳み式プラグのデメリットは、コンセントの位置によって干渉してしまう場合があります。
比較的小さいAnker PowerPort III Nano 20Wと隣り合わせに使用してみましたが、コンセントに差し込めるもののガッツリ干渉してしまいました。
ハイブリットタイプのモバイルバッテリーAnker PowerCore III Fusion 5000では、コンセントに差し込むことすらできませんでした。
関連記事 急速充電器としても使えるモバイルバッテリー「Anker PowerCore III Fusion 5000」をレビュー!
ディスプレイなどの一般的なプラグとの併用であれば問題なく使用できます。
電源タップを使用する場合は、差し込み位置に気をつけるか横向きに差し込める電源タップを使用するようにしてください。
Apple純正USB-C電源アダプタと比較してもコンパクト
CIO-G100W2Cは同等レベルの充電器と比べてもコンパクト。
Apple純正61W USB-C電源アダプタと比較してみました。
最大出力が100Wの充電器とは思えないほどコンパクト。61Wクラスの急速充電器と比べて一回り小さいサイズなのは嬉しい限り。
USB PD最大の100W充電に対応!2ポート同時充電も可能!
MacBook ProのシステムレポートでCIO-G100W2Cの情報を確認してみました。
単ポートでは100W、2ポートでは45WのACアダプタとして認識されていました。
ただ2ポート使用できるとはいえ、ポートにUSB-Cが差し込まれただけで45Wとして認識されてしまうのが残念。
2ポートにケーブルを差したままで、1ポートのみデバイスと接続した状態でも100W出力の充電器として認識されたら嬉しいのですが…
CIO-G100W2Cの充電出力テスト
単ポート使用時と2ポート使用時の出力テストをしてみました。
単ポート使用時では、MacBook Pro 13インチが対応している61Wに近い数字でしっかりと充電ができていました。
MacBook ProとMacBook Airを使用してテストしてみましたが、安定して45Wで充電が可能でした。
2台同時に充電する場合は負荷をかけすぎると充電ができなくなってしまう可能性がありますが、充電だけをする目的あれば十分な出力ですね。
CIO-G100W2Cをレビュー|まとめ
新しいテクノロジーGaNが登場してから、様々な急速充電器が登場してきました。
高出力でありながらコンパクトなサイズで使い勝手のいい2ポート搭載のCIO-G100W2Cは、持ち運び用の充電器としてもデスクツールとしても便利な急速充電器です。
- 高出力の充電器を探している
- 複数のノートPCを充電したい
- 最大限のスピードでデバイスを充電したい
- 持ち運び用にコンパクトなものを使いたい
デスク上でMacBook Proに繋いだまま使用していますが、本体が熱くなりすぎることはないので安心して使用できます。
高出力の急速充電器を探している人にとってCIO-G100W2Cは最適な充電器です。
今回は、次世代半導体GaNを搭載したコンパクトで高出力なUSB-C急速充電器「CIO-G100W2C」をレビューしました。
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