HomePod miniをレビュー｜ホームアプリでスマートホームデバイスを繋ぐスマートスピーカー

HomeKit対応のスマートホームデバイスをホームアプリで使用するには、HomePod miniなどのホームハブが必要不可欠。

HomeKit対応デバイスが身の回りに少しずつ増えてきたこともあり、使用してきたAmazon Echoシリーズから「HomePod mini」に買い替えました。

今までデスクにはEcho Show 5を使用してきましたが、メリットでもあるディスプレイ付きというのが視覚的ノイズになってしまい個人的にデメリットになっていました。

Echo Dotにする選択肢もあったんですが、iPhoneのホームアプリからスマートホームデバイスの管理や操作をするためにHomePod miniの導入を決意。

小さなボディから考えられないほど音質はクリアでパワフル。シンプルなデザインはインテリアとしても馴染みやすいスマートスピーカー。

音声認識の精度も高く自分だけの声を認識してくれるので、デスク上の操作をスマートホームデバイスで操作している私にピッタリでした。

今回は、スマートホームデバイスを繋ぐコンパクトながらパワフルな音質のスマートスピーカー「HomePod mini」をレビューしていきます。

HomePod mini

HomePod miniの詳細を紹介していきます。

価格	14,800円
サイズ	97.9mm(幅)×84.3mm（高さ）
チップ	Apple S5
カラーバリエーション	ホワイト イエロー オレンジ ブルー スペースグレイ
スピーカー	フルレンジドライバ デュアルパッシブラジエータ
マイク	4つ
HomeKit/Matter	対応
ワイヤレスシステム	802.11n Wi-Fi Bluetooth 5.0 Thread 近接デバイスを認識する超広帯域チップ（U1チップ） ピアツーピア検出
センサー	温度センサー 湿度センサー

HomePod miniにはディスプレイが搭載していない代わりに、上部にタッチセンサーを搭載した必要最低限の操作ができるシンプルなスマートスピーカー。

小さなボディとは考えられないほど、パワフルな低音に加えクリアなサウンドでコンテンツを楽しめます。

他にもHomeKitやMatter対応デバイスをホームアプリへ追加するのに必要なホームハブとしても使えますし、温度・湿度センサーを備えているのでホームアプリのトリガーとしても使用できる優れものです。

HomePod mini｜レビュー

HomePod miniをレビューしていきます。

ケーブルはメッシュに覆われている本体から取り外せないタイプ。長さは1.5mあるので電源アダプタから距離があっても問題なく電源を確保できます。

ただ電源が近くにある場合は、ケーブルの長さで取り回しの悪さが目立ってしまうので、ケーブルを取り外して好きな長さに調整できれば使いやすかったです。

電源はプラグではなくUSB-Cを使用して接続します。

20W出力以上に対応していればUSB-Cのマルチポート充電器でも使用できる嬉しい設計。

HomePod miniの底面にはサラサラとしたシリコン素材の滑り止めを採用。

スピーカー部分にはメッシュ素材が使われています。

シームレスなメッシュは見た目も美しく、HomePod miniから出るを音を遮らずにこもってしまうこともありません。

上部にはタッチセンサーが搭載しているので、iPhoneをわざわざ手に取らなくてもHomePod miniから音楽の再生操作や音量調整などができます。

iPhoneを近づけるだけでセットアップや聴いている音楽を引き継げる

HomePod miniにiPhoneを近づけるだけでセットアップや聴いている音楽を引き継げます。

セットアップ方法は以上の通りにやるだけ。セットアップの簡単さはApple製品で揃える大きなメリットですね。

他にもHomePod miniの上部にかざすだけで、iPhoneで聴いている楽曲をそのまま引き継ぐことができちゃいます。

面倒だったAirPlayの切り替えが、Apple MusicでもAmazon Musicでもシームレスに切り替えられてストレスフリー。

もちろんHomePod miniで流している楽曲もかざすだけでiPhoneに転送が可能です。

さらにAirPods Proを使用していてもHomePod miniにそのまま転送ができるので、気分に合わせて使い分けられるのは嬉しい限り。

この機能を使うには、「AirPlayとHandoff」の設定から「HomePodに転送」と「Handoff」をオンにする必要があるので、うまくHomePod miniへ切り替えができない人はチェックしておきましょう。

コンパクトながらパワフルなクリアサウンド

HomePod miniのコンパクトなボディから想像もできないくらいに、パワフルでクリアなサウンドには驚かされました。

他にも円形のデザインをしているおかげで、360度からサウンドが出るのでどこに置いても遮られることなく使用できます。

Amazon Music Unlimitedを使用して音質をチェックしてみましたが、とにかくパワフルな低音域が際立つクリアな音質のスマートスピーカーでした。

ただ個人的な好みですが、デフォルトの状態だと低音があまりにもパワフルすぎてボーカルが隠れてしまいバランスが低音域に持っていかれてしまいました。

細かいイコライザーを調整することはできないですが、低音が強調しすぎという人のためにホームアプリからHomePod miniの設定で「低音を減らす」をオンすれば低音が程よく軽減されてバランスのいい音質になります。

夜の作業が多いので、HomePod miniを使用して音楽を聴くことは少ないですが、焚き火の音などネイチャー系のBGMをかけるには最適。

音楽はイヤホンやヘッドホンを使用して、リラックスしたい時はHomePod miniで焚き火の音を楽しむ使い方が個人的にはベストでした。

スマートホームハブとしても最適なスマートスピーカー

私自身、HomePod miniを購入した最大の理由は、ホームアプリでMatterやHomeKit対応のスマートホームデバイスを操作するために購入しました。

Matter/HomeKitに対応のSwitchBot ハブ2などをホームアプリに追加するには、HomePod/HomePod miniをホームハブに設定しなくてはいけません。

まだまだHomeKitに対応したデバイスは少ないですが、ホームアプリでスマートホームデバイスを遠隔操作したいという人にはなくてはならないスマートスピーカーです。

Matterに対応してホームアプリに追加できるデバイスが増えてくると思うので、そのために準備しておいて損はない一台。

 Matterについてはこちらの記事で紹介！

HomePod mini自体に温度/湿度センサーを搭載しているので、HomeKit対応デバイスのトリガーとしての役割も担ってくれます。

HomePod miniには4つのマイクを搭載して正確な音声コントロールができます。

さらにいうと、音量を下げたりしなくても周囲のノイズを軽減して「Hey Siri」の呼びかけを逃さず反応してくれるので、なかなか思うように聞き取ってくれないジレンマと戦う必要はありません。

サウンド認識で外出先でも危険を察知できる

HomePod miniはサウンド認識の設定ができるので、火災報知器の警告音を感知してiPhoneやApple Watchに通知してくれます。

HomePod miniでサウンド認識を使用するには、各デバイスを最新のソフトウェアにアップデートすることで対応します。

iPhoneのサウンド認識にはドアノックやドアホンなどを感知できますが、HomePod miniでは「煙と一酸化炭素警報」のみ。

ホームアプリから「ホーム設定」→「安全とセキュリティ」→「サウンド認識」と「通知」をオンにすると設定ができます。

サウンド認識をオンにしておけばHomePod miniが警告音を感知すると、iPhoneやApple Watchに通知してくれる仕組みになっています。

この機能が実装してくれたおかげで、外出先からでも家の危機的状況をiPhoneから把握できるようになりました。

HomePod mini レビュー｜まとめ

HomePod miniは、音声認識の精度も高いですし音質もクリアでパワフル。

何よりも、ホームアプリでスマートホームデバイスを操作するためのホームハブとしても使えて、Apple製品で統一している人にとって生活を豊かにしてくれるスマートスピーカーでした。

音質に関してはクリアでパワフルなサウンドには驚かされますが、やはり低音が強すぎるので低音を減らして使うのがおすすめ。

ホームアプリでスマートホームデバイスの操作や管理をしたい人にとっては、ホームハブとしてなくてはならないスマートスピーカー。

温度/湿度センサーを備えているので、ホームアプリでスマートホームデバイスのオートメーションのトリガーとして最適な一台でした。

今回は、コンパクトでシンプルな生活を豊かにしてくれるスマートスピーカー「HomePod mini」をレビューしました。