Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブをレビュー｜どんな場面でもマルチに活躍してくれる万能なUSB-Cハブ

USB-Cしか搭載されていないMacBook Proなど、USB-Cハブは拡張性を求める人にとってなくてはならないガジェット。

USB-Cハブと一言で言っても、MacBook Proだけで使用するかiPad Proでも兼用するかで選び方が変わってきます。

オールマイティな一台を探している人に、マルチなデバイスに対応するUSB-Cハブ「Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ」を紹介します。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブは、ケーブルが一体化したUSBーCハブ。

搭載している全てのUSBポートがUSB3.2 Gen2に対応していたりなど、高速データ転送が可能で最大85Wのパススルー充電に対応した万能な一台。

もちろんMacBook ProだけではなくiPad Proでも使用できるので、デスクと外出時で使うデバイスを分けている人にとってUSB-Cハブを1台にまとめられて便利。

今回は、マルチなデバイスに対応した万能USB-Cハブ「Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ」をレビューしていきます。

この記事はメーカー様よりご提供いただき、率直なレビューを元に記事を作成しています。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブの詳細を紹介していきます。

価格	15,600円
サイズ	12.5cm（幅）×5.3cm（奥行）×1.6cm（厚）
重量	約147g※実測
搭載ポート	イーサネットコネクタ｜最大2.5Gbps USB-C 3.2 Gen2 100W対応 USB-A 3.2 Gen2 5V=0.9A USB-A 3.2 Gen2 5V=1.5A SD/microSDカードスロット（UHS-Iまで対応） HDMI 2.0
充電出力	USB-C：最大100W（85W出力）のパススルー充電対応 USB-A（A1）：最大4.5W出力 USB-A（A2）：最大7.5W出力
最大データ転送スピード	USB-C/USB-A 最大10Gbps SD/microSDカードスロット 最大104MB/s
ビデオ解像度	4K60Hz
保証期間	2年間

USB-Cポートからデバイスの出力充電はしないようにしてください。充電ポートまたはデータポートとして使用してください。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブは、USB-C/USB-A×2/SD・microSDカードスロット/HDMI/イーサネットを備えた万能なUSB-Cハブ。

USB-Cは100WのUSB PDに対応。デバイスを最大85Wで充電しながらポータブルSSDなどでデータ転送などできるパススルー充電に対応しています。

全てのUSBポートがUSB3.2 Gen2の最大10Gbps対応で、ポートを選ばずに高速なデータ転送が可能です。

SDカードスロットはUHS-Iまで対応。写真をメインにした読み込みであれば、そこまでストレスなくデータの読み書きができます。

iPad ProなどへSDカードのデータ転送ができるので、デスクでも外出先でも一台のUSB-Cハブにまとめたい人に最適です。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ｜レビュー

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブをレビューしていきます。

本体とUSB-Cコネクタ部分はスタイリッシュなアルミボディ。

MacBook Proのスペースグレイと比べても統一感のある色合いで、一緒に使うハブとして組み合わせ抜群です。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブは、USB-C（USB PD）や4K60Hz対応のHDMIポートなどが一列にまとめられています。

側面には2.5Gbpsに対応したイーサネットコネクターも備えている全部入りのUSB-Cハブ。

USB-Aポートによって出力が違いますが、USB-Cで電源を確保しなくてもAirPods ProやiPhoneの充電も可能です。

2ポート合計2.4Aを超えるデバイスの充電をする場合、USB-Cから電源を確保する必要があります。

手にとってみると意外と大きく感じましたが、持ち運び用のUSB-Cハブとしてギリギリ許容範囲内といったところでしょうか。

重量は約147gとUSB-Cハブとしては少し重さを感じます。

ただ軽すぎると使用する時にハブ自体が動いてしまうストレスがあるので、このくらい重さがあった方が使いやすいです。

ケーブルが長い設計でデスクでの使用に最適

ケーブル一体型のUSB-Cハブってラップトップスタンドを使うと、ケーブルが短すぎて宙ぶらりんになってしまうのが悩みなんですよね。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブのケーブルは長さが約24cmと比較的長い設計をしてるので、ラップトップスタンドを使用してもデスクに接地した状態で使用できます。

どうしてもケーブル一体型のUSB-Cハブはケーブルの長さに依存してしまうので、持ち運び用とデスク用で使い分ける必要があったんですよね。

実際にラップトップスタンドにMacBook Proを置いて使用してみましたが、宙に浮くことなくデスクのUSB-Cドックとしても活躍してくれました。

2.5Gbpsイーサネット搭載で有線LAN接続でネット回線がサクサク

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブには2.5Gbpsに対応したイーサネットコネクタが搭載しているので、ゲームや動画のアップロードなどネット回線スピードを重視したい人にも最適な一台。

Wi-Fiでの接続はケーブルレスでスマートだけど、やっぱり高速かつ安定したネット回線スピードを確保するには有線LANでの接続がベスト。

2.5Gbpsイーサネットを搭載しているConnect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブは、VGP2023テレワークカテゴリで受賞しているほどテレワーク環境にもフィットしてくれるUSB-Cハブ。

1Gbpsのプランですが回線が混雑する時間帯でスピードテストをしてみたところ、458Mbps（下り）479Mbps（上り）と高速で安定したネット回線スピードで接続できました。

テレワークでの会議やゲームをする時などネット回線スピードを落としたくない人に、ポートを拡張しながら安定したネット環境を提供してくれます。

100W対応のUSB PD搭載で最大85W出力でパススルー充電

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブは、100WのUSB PDに対応したパススルー充電が可能なUSB-Cを備えています。

100Wに対応していますが、ハブに接続されたデバイスを安定して使用するために、MacBook Proなどに出力されるのは最大85W出力。

電源アダプタの出力に応じてデバイスの充電出力が変化するので、例えばMacBook Proを付属の61W電源アダプタで充電すると45Wまで下がるので注意が必要です。

iPad Proなどで使用する際は、特にこの出力の変化に気をつけなくてはいけません。

今まで20W出力の充電器を使用してきましたが、出力不足で充電停止中になってしまいました。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブを接続した状態での出力は、20Wの充電器だと出力不足でしたが45Wの充電器では問題なく充電できます。

もしiPad Proでも使用したい人は、最低でも30W出力以上の充電器を準備しておきましょう。

4K60Hz対応のHDMIを搭載

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブには、4K60Hzに対応したHDMIポートを一つ備えたUSB-Cハブ。

私の環境では4Kモニターを使用していないためWQHDモニターで出力してみましたが、もちろん問題なく出力ができました。

 使用しているモニター

iPad Proでも外部モニターへ出力が簡単にできるので、映画などのコンテンツを大画面で楽しむことだって可能。

ステージマネージャーの外部ディスプレイへの出力に対応しているiPad Pro（M1/M2）であれば、ミラーリングではなくマルチディスプレイ環境での作業も気軽にできますね。

ただUSB-Cを使用して外部ディスプレイへの出力は非対応なので、Thudnerboltのようにケーブル一本で繋ぐみたいな使い方はできません。

USBポートはどれも高速データ転送可能

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブに搭載しているUSBポートは、どれも最大10GbpsのUSB3.2 Gen2に対応しています。

USB-Cから充電をする場合は、残されたUSB-Aでデータのやり取りをしなくてはいけません。

どちらのUSB-AポートもUSB3.2 Gen2に対応しているので、ポータブルSSDなどのデータを高速で読み書きが可能です。

使用環境によってデータ転送スピードは変化します。

USB3.2 Gen2対応のボータブルSSD「SanDisk Extreme E61」を使用してみましたが、安定して600MB/sでの読み書きスピードで使用できました。

どうしても使用環境によって速度は遅くなってしまいますが、これだけの速度が出ていれば大容量のデータも外出先でPCに転送ができます。

SDカードスロットはUHS-Iまで対応

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブに搭載しているSD/microSDカードスロットは、最大104MB/sのUHS-Iまでしか対応していません。

写真データをメインにUHS-I対応のSDカードを使用しているため、この点に関してはそこまで不便なく使用できました。

UHS-I対応のSDカードで実測してみましたが、大容量のデータ転送を多くする人でなければ十分な数値。

iPad ProでもSDカードの読み込みが可能で、約114GBのデータを大体22秒程度で読み込むことができました。

デスクや持ち運び用に一台あると便利な万能なUSB-Cハブ

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブは、デスクや外出時でもどんなシーンにもフィットするUSB-Cハブ。

どうしても一方向にポートが搭載しているので、デスクで使用するにはケーブルの取り回しに苦労してしまうのがネックな部分。

「Belkin Thunderbolt 3 Dock Pro」などのUSB-Cドックの方が、前面・背面に必要なポートが搭載されているのでデスクでは一枚上手。

 USB-Cドックならこちらもおすすめ

ただUSB-Cドックを購入するとなると、一番の悩みなのは価格が高くなってしまうんですよね。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブは、価格を抑えながら高速データ転送や高出力でパススルー充電が可能だったりと万能な一台。

何よりもケーブルが長い設計でラップトップスタンドを使用した環境でも、デスクに溶け込ませられるのはかなりのメリットです。

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブはスリムな設計をしているので、ガジェットポーチに入れてもポーチ内が圧迫されることはありません。

 ガジェットポーチならこちらがおすすめ

Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ レビュー｜まとめ

USB-Aも含めて高速データ転送できるのは、どのポートでもストレスなく大容量のデータを移行できてかなり使い勝手のいいUSB-Cハブでした。

充電のためにUSB-Cに充電器を接続してしまうと、USB-Aしかない状況になるのでUSB-Cがあと一つあれば…というのが正直なところ。

とはいえ、ケーブルの長さや必要なポートが全て揃っているUSB-Cハブなので、数多くあるUSB-Cハブの中からどれがいいか悩んでいる人にぜひとも選んでもらいたい一台。

今回は、どんなシーンでも活躍してくれる万能なUSB-Cハブ「Belkin Connect USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ」をレビューしました。